【告知】4月21日からのグループ展「海月展」に参加します。

「高娼 - 清羅」より

ドバイのフォトコンペも上位者の結果が出て、受賞作品の一部が公開されました。
入賞者の作品を見ていると、コンセプトも技術も高く、入賞は逃したものの36位という結果に納得しています(満足はしていませんが)。

誘ってくれたArt DirectorのRebiaに感謝です。次のEditionができたら彼女にまた見てもらいたいです。

さて、4月に展示することが決まりましたので告知します。
最近は滅多にグループ展には出ないのですが(絵露愚乱末世1は自分が企画だから出たけども)、久々の顔見せと言うことで・・・いつ在廊するかはまだ未定ですがw

海月展3
2012年04月14日(土) ~ 2012年04月21日(土) 11:00-20:00
原宿 デザイン・フェスタ・ギャラリー WEST 1-F

デザイン・フェスタ・ギャラリーの告知ページ
海月展のWebサイト 出展者一覧

なお、私の出展作品は、絵露愚乱末世で展示した「贄」のアクリルパネルをいくつかと、撮り下ろしの新作「高娼 – 清羅」を展示します。プリントと写真集を展示・販売する予定です。

ちなみに「高娼 – 清羅」は疑似死体写真でもなくエログロでもなく、エロ写真ですw
その中から何点かを先行公開します。

「高娼 - 清羅」より

「高娼 - 清羅」より

「高娼 - 清羅」より

「高娼 - 清羅」より

「高娼 - 清羅」より

グループ展ですので私の展示スペースは狭いのですが、
参加者も多いですし、楽しめる展示になると思います。

それでは、展示会場でお会いしましょう。

40 No Reason第30回撮影

※この記事は2011年1月に書いた記事 に加筆修正しています。

この日のモデルは作家仲間の星之杏奈ちゃん。
知り合ったのは、artmaniaの第1回イベント(2009年9月銀座)に、オレが富姉に誘われ、客で行ったとき。

星之ちゃんが展示していて、オレが個展「File01」のDMを手渡し、少し話したのが最初。

その後、あまり交流はなかったのだがw

時は流れて、artmaniaの第4回イベント(2010年9月鎌倉)で、一緒に展示し、ライトニングトークの後に、モデルを志望していただいた。

聞けば、「最初DMをもらったときから、気になっていましたw」と。

彼女は大正や昭和などの時代の人物やモノをモチーフとした世界観のある絵を描く。
そして、セーラー服好き。

アトリエ兼スタジオが、畳の和室ということもあり、そこを使って星之作品世界を作り上げそこで死ぬ、という設定にした。

駅で待ち合わせ、アトリエに行く途中に、とある駄菓子屋に寄った。

すると、イメージがふくらむふくらむwww
欲望もふくらみ、大人買いしますたw

カルタやぬりえ、懐かしい駄菓子などが畳の上にちらばる。

夕陽の中で死にたい、という要望だったので、ライトに赤セロファンを被せていろをつくる。さらに少し奇妙な感じにしたかったので、スレイブには「ラムネの包み紙の緑セロファン」を被せて、赤と緑のバランスを整える。

2パターン撮影し、撮影終了。

その3日後に「ミンナデギジシタイ」にも参加してくれた星之ちゃん、ありがとう。

そのときに、データを渡し、1ヶ月後に反応を聞いてみたが、とても気に入っていて、いま見てもニタニタしてしまうそうだw


(上の写真はボツ写真)

写真家として、うれしいことこの上ない。

なお、星之ちゃんとは、展示を一緒にしようと約束をしている。
いまはまだ言えないけれど。

(2011年8月だから言えるけど、実は、絵露愚乱末世のことです)

また一緒に世界をつくりたい、そう思える撮影だった。

39 No Reason 第29回撮影

実は個展File:03(2010年11月)に先立ち、縁あって、家の近くにアトリエ兼スタジオを格安で借りることができた。
(2011年1月末に契約満了)

11月はイベントや展示が毎週あり、ほとんどアトリエと化していて、撮影スタジオとして使う時間がなかった。

しかし、撮影の予定はすでにあった。

個展に来てくれた、おにいちゃん、かなちゃん、そして息子のTくん。

その時にかなちゃんから「家族3人の写真を撮って欲しい」と頼まれた。
それと併せて、Tくんの疑似死体モデルも承諾してくれた。

半年以上、赤ちゃんモデル、老人モデルが欲しい、と言い続けていたので、その片方のモデルが見つかったことが、本当に嬉しかった。

そして、12月の上旬、アトリエ兼スタジオで、まずは家族3人の撮影から。
事前に「masashi_furukaに依頼するからには、ただの家族写真じゃ、つまらないでしょ?w」ということで、アーティスティックに、家族3人が裸で一緒に寝ているというシーンを撮影した。

そして何パターンか撮り終わったあと、Tくんの疑似死体撮影がはじまった。

両親が協力的だとこれほど助かることはない、と思う一方、赤ちゃんってあやすの大変だなぁ(汗)と思う。

そして、なんとか撮り終えた。

両親であるおにいちゃん、かなちゃんに感謝するとともに、寒いのにがんばってくれた(本人にそういう気はないだろうがw)Tくんに大感謝!

そして後日、結婚記念・出産記念に何もしてなかったオレは、かなちゃんとおにいちゃんにお気に入りの一枚を選んでもらい、ささやかながら大判パネルにしてプレゼントさせていただいた。

愛にあふれた写真。

若い二人の未来に、そしてこの時代に生まれたTくんの今後に、幸多からんことを願うばかりだ。

38 No Reason特別企画 「みんなで疑似死体」「ミンナデギジシタイ」

個展No Reason File03「死例:000-035」では、今まで公式には開催しなかったオープニングイベントを行った。

その中でも、ご紹介しておきたいのは、オープニング撮影会「みんなで疑似死体」という、カンタンにいえば「参加型撮影イベント」だ。

加えて、撮影した写真をその1時間後の「オープニングパーティ」で映写し、それを来場者が鑑賞する、という企画。

残念ながら、当日参加者のドタキャンが相次ぎ、13名ほどの応募者のうち、当日撮影に参加いただいたのは6人の方々。

しかし、6人も集まったことに、
とてもありがたいと思う。

実はこの企画を実現するまでにも、紆余曲折があった。
新宿眼科画廊の近くの公園での撮影許可を取るため、新宿区役所へ申請したのだが、企画書を一瞥し門前払いをくらった。

人数が多すぎる、という理由で。
(当時30名を上限として想定し、申請した)

その時点で、もうロケ地は選択の余地はなくなった。

新宿御苑だ。

撮影結果は、満足のいく仕上がりだ。
映写も好評だった。

その中から2枚だけ掲載しておく。

そして、11月は諸々のイベントが週イチで続き、正直言ってすべて終わった時に疲れ果てた。

そのためか、12月上旬はなかなか動けず歯がゆかった。

それでも、撮影の予定を立て12月には疑似死体撮影を2回行った。

しかしここでは、先に先述の「みんなで疑似死体」と関連する「ミンナデギジシタイ」の話をする。

お世話になっているartmania cafe gallery yokohamaでクリスマスパーティの企画が飛んでしまったと聞いた。

お節介ながら、これは一肌ぬがなければ、と企画をかって出た。

先の個展File03の「みんなで疑似死体」に参加したいけどできない、見学したい、などの反応を得ていたので、それをクリスマスバージョンにすることにした。

急遽企画を立ち上げたため、いろんな人を右往左往させてしまったが、最終的には、常々なにか一緒にやろう、と話していた、about tess のベーシストのひとり、オレの心友miyakenさんに相談した。

すると、一緒にチャレンジしようと言ってくださった。

二人で話し合い(もちろん酒ありw)、出たキーワードは「鼓動」。
不思議なほど意見と感覚が一致した。

これだけで十分だった。

オレはスナップに出掛けて、作り上げたい世界観を写真にして送り、それに対して、miyakenさんがさらにキーワードを産み出す。

「過激な独裁者のストリップショー」

クリスマスということで多忙であろう参加者の都合を考え、二部構成とした。

個展File03に、二度も来てくれたまりちゃんに手伝いを依頼し、シスターのコスプレをさせる。

おれは司祭のコスプレw

一度目は、無我夢中で撮り切った。
すごく不思議な空間。

一度目の後、予定通り反省会をして、二度目は人数が増えるため途中で移動させることと、miyakenさんと音の打ち合わせをした。

Ustream配信もした。

二度目では、星之ちゃんとるりこちゃんが衣装を交換するなど、参加者同士の交流も生まれた。

クリスマスは、もともとはキリストの聖誕祭ではなく、豊穣を祈る祭だった。

蝋燭のみの暗闇の中で、鼓動を奏でるベース。

それに呼応し響くシャッター音。

こんなクリスマス、滅多にない。

37 No Reason第28回撮影

File03の撮影予定は終了したはずだった。

が、しかし、DMに使用する予定だった写真が、これまでの二つとは全く違うことを、るかに指摘されて、ハッとした。
この頃は、オレも通院を始めて、不安定だったし、きちんと考えることができていなかった。

話は前後するが、ちょっと前に、るかがモデルになって、天使が空から落ちて(墜ちて)死んでいるシーンの撮影予定はあった。

それを、るかがやろうと言う。

ある意味では、るかのほうが、
この作品への想いが強いのかも知れない、
そう思うときが、ある。こういうことを書いてはいけないんだろうけどねw

撮影日は、やはり晴れた。

何パターンも撮影し、最後はるかは全身水浸し、
オレも腰から下はずぶ濡れ、水面ギリギリに構えてシャッターを切った。

いい撮影だった。

結果は、すでにご覧になっているように、水浸しのものではない。
その後、オープニングイベントが、二転三転したりして、DMの仕上がりが、いつもより遅れた。

でも、結果良ければ、すべて良し。

「天国でしにたい」

あなたは、どこで、しぬのでしょう。