海月展を終えて〜絵露愚乱末世2に向けて思うことなど

4月21日で海月展(グループ展)が終了しました。
お忙しい中、また天候が不安定な中、足をお運びいただいたみなさま、ありがとうございました。また、ご来場いただけなかった方々には次の展示の機会にお会いいたしましょう。

さて、このWebSiteはSHOP機能を実装する予定ですが、技術の拙さからまったく進んでいません。申し訳ありません。
ですが、いろいろなサイトを集約したい、という想いから始まった一連のWebSite整理であり、メンバー機能の実装は済んでいるので、せっかくですから使います。

以下はメールアドレスとパスワードの登録が済んだ方のみ閲覧することが可能です。

今回のグループ展は、久々に「人の企画に招かれて出席した」かたちで、オレとしては何年ぶりかのスタイルの展示でした。Artmaniaの第4回以来ではないかと。

出展する新作を作ることはできたのですが、masashi_furukaの展示としてどうすべきかに悩みました。新作の「高娼 – 清羅」は正当派エロ写真をトレースしたもので、オレの作品のなかでは珍しい作品です。これだけしか展示しないでいると、作家としてのmasashi_furukaの全体像や中心部分が伝わらないと思ったので、結果としては既に展示した「贄」(2011年8月絵露愚乱末世にて展示)や「No Reason」のパネルも展示したのです。

売上としては惨敗でした。
撤収した昨夜からずっとどうすればよかったのか、を考えていますが、なかなか答えが出ずに悶々としています。

もしかすると答えは出ないのかもしれませんが、昨年後半から収支を意識することを徹底したいと思っているので、しばらくは考え続けることでしょう。

今日は、二回目の絵露愚乱末世の下見会でした。
一回目の下見会では日程が合わなかった作家さんや、その後参加を決定された作家さんを集めての下見です。

展示までちょうど2ヶ月という日。

去年の絵露愚乱末世とオレの立場はディレクターに変えていて、より作家さん達に「得られることが多い展示にしたい」と思っていて、より作家さんの作品にコミットしていきたい、と思っているのです。
これは前回やろうとしてできなかったことでもあります。
それを今回はやろうとしているのです。

そして今日、ひとりの作家さんが途中の作品を見せてくれました。
スマホに入った写メですが、明らかに「作品から受ける印象」が変わっていました。
その作家さんは、おそらく前回までの(いや直近の展示までの)作品とは、その絵をつくりはじめる際に、明らかに「これまでの絵の作り方」を半分ぐらいは壊してチャレンジをしているのが見受けられました。

そういう風にチャレンジする機会として「絵露愚乱末世」を利用してもらっているのは、主催者冥利に尽きるというもの。仕上がりが楽しみです。

また、別の作家さんもことあるごとに作品を見せてくださる方がいます。
ありがたい限りです。

さて、絵露愚乱末世のキャチコピーやメッセージに込めた想いについても書きたいところですが、長くなりますので今回はここまでで筆を置くことにします。