絵露愚乱末世V3で展示します。

ご無沙汰しております、Masashi Furuka です。
かしこまる必要の無い自分のブログで「ご無沙汰しております」とかしこまって書く心情がよくわかりませんw

ま、それはそれとして。

2013年8月28日(水)~9月9日(月)
の期間で、吉祥寺のギャラリー re:tail さんで、第3回目の絵露愚乱末世が開催されます(される、と書くと他人事のようですが…)。

おそらくこの5年ぐらいは展示の際には新作を少しでも出そうとしていて、実践してきたと思うのですが、今回は1年ちょっと前に展示した「清羅」という作品を、いちからレタッチし直して展示します。理由は聞かないでください。泣いちゃうので。

newSeira_30024s

 

自分のブログなので、きちんと説明すると、新たなレタッチの方向性としては「不自然な経年劣化」です。1年前の作品は、モノクロかつきつめのコントラストとノイズ処理を入れて「ざらっとした感じ」に仕上げていました。

しかし今回は、オレの気分的なこともあって「ふわっとした感じ」に仕上げています。モノクロではなく、色も残しています(ここら辺はRAWファイルからのデジタル現像ならではですね)ので、けっこう印象は違うのではないでしょうか。

また、No Reason File:04 も販売します。
個展後、販売をどうしようか、ずっと結論を出せないでいて、未だに販路ができていません(汗)が、個人的にはとても好きな作品ですので、ぜひお手にとってご覧ください。オレの次の展示の予定は現在「無い」ので、この機会を逃すと当分先になると思われます。

さて、絵露愚乱末世といえば「イベント」がありがたいことにいつも好評で、今回もやります!詳しいことは、絵露愚乱末世公式ブログでお伝えしてゆきますので、そちらをご覧くださいませ。

http://eroguro.grats.jp

Happy New Year 2013

あけましておめでとうございます。
おめでたくない方もあけました。

本年もどうぞよろしくお願いします。

2013年の抱負とかはとくにないのですが、昨年できなかったことを続けていくことですかね。

ただ、キーワードは浮かんでいて、

です。

語源は諸説あるようですが、現代では、Fresh や Vivid、Clear、Rare などの意味があると思います。

 

まぁ、ぼちぼちとやりますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

追伸
年賀状いただいた方には追って年賀状をお出しいたします。
少々お待ちいただけると幸甚です。

Thanks, my friend.

ともだちのJanが、Uncostumed Loveのステートメントを英訳してくれた。
彼はTOEIC満点を取っているので、わかりやすく正しい英語だと思う。

今度、ビールをたらふく御馳走しようと思うのであります。

Uncostumed Love

Cosplay, short for “costume play”, is already an internationally well known term. It has transformed its purpose from a mere role play using various costumes to an activity aimed purely on creating a new personality for the person to be in this quarter of century.

On the other hand, the social milieu is becoming increasingly complicated, as in the case of post-modern society. Today, most people find it difficult not only to engage in some kind of pure activity, but also to identify their own personality.

This artwork, which I named “Uncostumed Love”, is an experiment to determine which one is purer: is it the costumed couples or the people around them emerging from the crowd?

It is my hope that you will be able to identify various shapes of love as well as the flakes dropping off our society’s complexity in this work.

 

お礼と制作凍結とあのエログロイベント始動。

個展が先週に終わった後、仕事で後作業が進まず、疲れもあって更新ができませんでした。ごめんなさい。

まず、個展ですが、初日は愛知県や静岡県、福島県など遠くから足をお運びいただいた方々が多数いらっしゃいました。本当にありがとうございました。
また、連日お客様にご来場いただき、写真集も一日に1冊は売れるなど、プリントは残念ながら売れませんでしたが、過去最高の売上でした。ありがとうございました。

また、募金箱もみなさまのご厚情あって、なんと、1,925円にもなりました。
本当にありがとうございます! これで何日かは生き存えます(いやマジで

会場の様子は、Facebookアルバムにアップしましたので、そちらをご覧ください
(スマホでしか撮っていません…
さて、2年振りの個展が終わった直後ではありますが、オープニングイベントでもお伝えしていました通り、 No Reason シリーズは制作を一旦凍結とさせていただきます。

理由は、登場していただいたモデルさんがひとり亡くなられたことです。
彼の死は個人的にも辛いのですが、作家として作品として、彼の死をどう受け止めればいいのか、いまはまだ答えを出すことができないのです。

その整理がつくまでは、一旦凍結とさせてください。

再開の目処は、今のところわかりません。

もちろん、Photographer としての活動は続けますし、フリーランスとして独立した以上は写真を撮り続けます。

現在制作中の「Uncostumed Love」が当面の制作活動の中心となります。

さて、もうひとつ、オープニングイベントで告知したことがあります。
あの絵露愚乱末世の第3回を2013年に開催します!

すでに参加表明をいただいている新しい参加者や、
展示経験が少ないながらも魅力ある新しい才能も登場しますので、
ぜひご期待ください。

 

では、年内はドバイのコンペに向けて、来年も生きられるように仕事に励みます。
チャオ。

個展3日目のふとしたつぶやき

いつもそうなんだけど3日目ぐらいからさすがに疲れが出てくる。
基本、立ち仕事だから 笑

友達や知り合いだと腰掛けてお喋りとかできるんだけどねー。

ふと、No Reason の最初の写真集「File 01: 死例 001-012」を見て、
「いまでも古びていない」
と思った。
これは作家自身の贔屓目ではなくて。オレは誰よりもこの写真達を
数多く、そして長い時間見ているわけで。

別に有名になりたいとは思わない。

ただ、こういった作品があったこと、何年かたって、
引き出しや段ボールの奥から出てきて、懐かしいなーと思いながら
見たときに、なにかもやっとした感じや言葉にできない心の動きとかが
少しでも感じてもらえるだけで、作家としては嬉しい限りだ。

今回の写真集 No Reason 「File 04: 星止 040-050」は、
同じようなものになっているかは、今ははっきりと言えない。

でも、最初の写真集ができた時と似たような感触があるのは確か。

数年後、あなたには星が見えるのでしょうか。