2017年になっていろいろと。

前回のエントリーから随分間が空いてしまいました。絵露愚乱末世4の閉会後に書いたと思っていたのですが、気のせいでしたね。。すみません。

本当にありがたいことに、俺が個展をバンバンやってた頃に来ていただいた作家仲間や写真家仲間、そしてお客さん(!)がたくさん来てくださいました。4,5年も経つのに(わざわざ)横浜まで来ていただいて、なんてお礼を言っていいのやら恐縮しきり。夢じゃないかと思いましたよ。

本当に本当に本当にありがとうございました!

このブログでは書いていなかったと思うのですが、絵露愚乱末世4の準備と並行して、自分の仕事環境も2016年の8月末ごろから大転換期で、ようやく最近道筋がつきました。そのこともあって、なかなか落ち着いて自分の考えを整理することもできないまま、2016年は暮れて行きました。

加えて、身近な人には語っているのですが、何を隠そうこのわたし「年末年始症候群」というやつで、クリスマスが近づき年越しムードが高まると、必ず毎年とっても精神状態が悪くなります(苦笑

這々の体で年を越したのですが、それと前後して年末は15年ぶりぐらいに京都の連れと忘年会をやり(もちろん京都で)、連れの家に泊めてもらいました。2016年は永らく敬遠していた実家が元あった大阪の町を歩いたりと自分のルーツを再確認して受け止めるという作業をした年で、その締めにふさわしい京都滞在でした。

わずか半日でしたが、やはり京都の空気が好きです。街並みが好きです。人が好きです。

でも、東京でやり残したことがあります。

そして、2017年。

年が明けてから早くもひと月になろうとしていますが、このひと月の間に大きく二つほど、ここに書こうと思う話題ができました。

ひとつは、「仕事以外で常に持ち歩くカメラをつくる」こと。
そして、もうひとつは「自分の昔の作品を超えられないのではないかと諦めていたことに、気づいた」こと。

いま、考えはまったくまとまっていないのですが、書き留めておかなければ、と思い、書き残すことにしました。

後悔するぐらいならやり切るべき。

先週まで「Immortal smiles」の撮影とセレクトに追われていたので、考えるのを保留していたのだけれど、いざ予定していたプリントすべての入稿を終えると、やはり撮って展示しないと気持ちが悪い、後でかならず後悔すると思い、今日撮影してきた。

遡ると、No Reason「File:05 死後」を制作できると思いついた時から構成も同時に考えていて、あるテーマを下の写真のように撮っていこう、とぼんやり決めていた。

さて、ここでお見せできるのはボツ写真です・・・あくまで展示が最優先なので、申し訳ない。
自分で言うのもどうかと思うが面白い写真ではある。
おもしろいのだけれど、やはり、現像して仕上げて他の写真との展示の組み合わせとして見た時に、やはり採用できないと判断したのであります。

ボツ0023

展示する写真は上のものとは違いますので、展示をご覧いただける方は、組み合わせによる印象の違いを比べてみるとおもしろいかも。お楽しみに。

“もう一度光と戯れる” & “Not Photoshopped” そして・・・

6月18日(土)の展示開始が近づいてきて、制作も佳境です。

展示内容や作品のテーマは先日の展示案内の記事(2016年5月17日投稿「Masashi Furuka 3年半ぶりの展示ご案内」)に書いた通り、今回展示する作品は3系統の作品群です。

もちろん違う系統の作品なので、テーマやタイトル・モチーフが違うのですが、実は表現面では統一したコンセプトで作成しました。それはこの記事のタイトルである“もう一度光と戯れる”と、“Not Photoshopped”です。

“もう一度光と戯れる”というのは、すでに掲載している写真を見ていただくとわかる通り、多重露出を用いたり、マニュアルフォーカスで大きくぼかしてみたりと、カメラやレンズの基本的機能に立ち返って試行錯誤をしてみよう、というものです。

0005

etude20160426-002

なぜそういうことをしているかというと、「チャレンジと好奇心」という側面と「氾濫するスマホ写真への反抗(抵抗)」という側面があります。普段の仕事で撮るときには、なかなか踏み込みづらい領域の撮り方を今回の作品撮影で採用しました。まぁ3年半も制作を凍結していたのですから、その前後で同じことや同じやりかたを繰り返すのはあまりにも芸がないと思いますし(苦笑)。

こういう撮り方で自分の作品をつくったらどうなるだろう?という好奇心に忠実に一度やってみたいなぁ、と。これまでも変な撮り方はやったことあるんですけどね(「快楽原則」など)。撮影後にInstagramやPhotoshopで加工する楽しみもそれはそれであるし、俺も普段やってるんですけど、それはそれとして。

あと、仕事で撮る時もそうですが、「スマホでは撮れない写真」を常々意識しています。これはカメラマンだったら誰しもそうじゃないかな。コンデジはいうまでもなく。

あと、“Not Photoshopped” は上述の「カメラやレンズの基本的機能に立ち返って試行錯誤」したうえで、撮影した写真をPhotoshop(その他画像レタッチソフトも含む)を極力使わないで仕上げる、ということです。極力と書いたのは、モデルさんの顔のシミ取りとか、最低限のレタッチは作品という以上はしなければならないため。画像合成機能などは使用しない、という意味です。

なぜそうしたかといえば、前回の「File:04」ではPhotoshopの画像合成を前提として制作を進めたので、その反動です(苦笑)。

official_header04

うえの写真は、No Reason [051] 〜「File:05 死後」より〜 という作品の一部を切り抜いたものですが、これは多重露出というフィルムカメラ時代からある撮影手法で、Photoshopを使っていません。

一般的に画像合成をする際にPhotoshopを使う理由は、手間を省くためであることが多いです。コントロールの難しい多重露出で合成するよりも、別々に素材を撮影して、Photoshopのレイヤーで重ねる方が効率的だからです。

でも、今回の作品制作においてはそういう効率的なものに逆らっていこうとwww
たぶん、そうすることでPhotoshopを使った写真にはない「味」が出せると思っています。

ずいぶん長くなりましたが、最後に展示方法についてもう少し。

私が今回参加するイベントのコンセプトは「同じアパートに暮らしている作家たちが展示・販売する」ということなので、もちろん作品展示もしますが、私はちょっと今回の制作の裏側もお見せする予定です。そう!どれだけ非効率的か!!!をwww

というわけですので、お越しになられる方はそういう見方もしていただけると、より楽しめると思います。

※展示の案内は下記記事をご参照ください
展示案内の記事(2016年5月17日投稿「Masashi Furuka 3年半ぶりの展示ご案内」)

展示案内DM配布場所まとめ

 

Facebookやmixiで配布場所を流していたのですが、このブログの更新をすっかり忘れてしまっていて、配布から1週間ちょっとが過ぎてしまいました・・・すみません・・・そして絶句。

日が経っているので、在庫の様子がわからないのですが、お近くに寄った時などに見ていただければ幸いです。設置枚数は新宿眼科画廊さんがいちばん多いです。

<配布場所(敬称略・順不同)>

【渋谷】

Gallery Conceal

http://www.renovationplanning.co.jp/gallery_conc…/shibuya4f/

UPLINK

http://www.uplink.co.jp/

【新宿】

新宿眼科画廊

http://www.gankagarou.com/about.html

【原宿】

デザインフェスタ ギャラリー

http://www.designfestagallery.com/

【中野】

タコシェ

http://tacoche.com/

【代官山】

イーストウエスト 代官山サービスセンター

http://www.eastwest-inc.co.jp/servicecenter/index.html

【銀座】

アートスペース羅針盤

http://rashin.net

よろしくお願いします!

《展示参加イベント詳細》

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yokohama art apartment
(略称YAA)
開催日時: 2016年6月18日(土)〜19日(日)午後12時〜午後6時
入場料:無料
開催場所:artmania cafe gallery yokohama 全館 (計20ブース)
住所:〒231-0064 神奈川県横浜市中区野毛町3-122
電話/FAX:045-514-3980
イベント公式WEBサイト : https://yokohama-art-apartment.blogspot.jp

access

展示案内DMを作成・配布します。

スクリーンショット

展示に備えて先日いつもの某プロラボさんに訪問して打ち合わせしてたときに、「DMはつくらないんですか?」と聞かれた。そのときはそんなことすら思い至ってなかったので、あやふやにゴマかしてしまったのだけれど、帰宅途中に「まだ展示までひと月あるのだし・・作ろう!」と決意し、二日間でデータを作成し昨日入稿しました。

来週末ぐらいには手元に届く予定なので、届いたら都内DM配布行脚を敢行します!!

 

《展示参加イベント詳細》

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yokohama art apartment
(略称YAA)
開催日時: 2016年6月18日(土)〜19日(日)午後12時〜午後6時
入場料:無料
開催場所:artmania cafe gallery yokohama 全館 (計20ブース)
住所:〒231-0064 神奈川県横浜市中区野毛町3-122
電話/FAX:045-514-3980
イベント公式WEBサイト : https://yokohama-art-apartment.blogspot.jp

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