写真展告知「セツナイ太陽」

「セツナイ太陽」
今回の展示は半年振りの新作撮りおろしで、テーマは「日常に存在する心の中の光と影」です。
日々の生活で感じるちょっとした喜びや落ち込みを表現しています。
夏の終わりにぼんやり漂うセツナイ気持ちと、ふんわり前向きなメッセージを感じ取っていただけたら、うれしいです。

百音 mone
杉並区高円寺南3-45-9
TEL.03-3317-4645

JR高円寺駅(南口)より徒歩5分
[営業時間]平日は 17~24時、土日は 12~24時
※ 9/1(月)は休み、9/6(土)15~24時
[地図]下記URLにて
http://www.cafemone.com/access.html

[ご注意]百音は玄米とお野菜ごはんのちいさなカフェギャラリーです。
展示とともにおいしいお飲み物やお食事をお楽しみください。

渋谷でスナップ(フィルム)

無理矢理時間を作って、連休最終日に、渋谷でスナップをしてきた。

カメラは、久々のFM2。フィルムは残っていたNaturaと、発色を確かめたかったPRO400。
撮り始めてすぐに、雲に切れ間ができて、あっという間に快晴に。。暑い!

かなりの逆光で撮ったのだけれど、プリントを見るとネガだから黒潰れしているはずもなく、イメージとは違う仕上がりに。
プリントを調整したいが、家でネガスキャンできる時間があるかどうか。
ラボに持ち込むか?

渋谷は太陽の感じが溢れている街、ということを先日このブログに書いた。若い人が多いことなんかは理由では、もちろんない。

久しぶりに時間をかけて渋谷を歩いて、なぜオレがそう感じるか理由があることがわかった。
地形的理由だ。

一つは、坂が多いこと。
もう一つは、駅を中心に放射線状に道が走っていること。
これらの理由で、いつも太陽の存在を意識させられるのではないだろうか。

坂を登れば、前を向いても自然と視線は水平より高くなる。
道が放射線であれば、同じ時間でも、移動すればどこかの道で、太陽が目に入る方向を向くことになる。

いかがだろうか。

ま、そんなことより、写真の仕上がりが最重要なわけで。どうでもよいことなのだが。

レンズは24mmF2だった。
開放近くで被写体に近づけば、背景もボケるし、絞ればカッチリ写る。
35mmよりも、渋谷にはこれぐらい広角が合うのかも知れない。

ポートレートに望遠ズーム。

珍しくレンズの話。
AF ED70ー300mmDという望遠ズームを時々ポートレート撮影で使う。
VR付きの70ー300mmが出た後に、中古の値が下がり始めた頃に、カメラマンさんに評判が良いレンズだと聞いて、購入したものだ。
注意しなきゃいけないのは、VRなしのGレンズ(絞りリングなし、現役で販売中)ではないこと。

開放では、まったく間抜けな描写なのだけれど、1段絞ってF5.6ぐらいだと、人物写真にはちょうどいいやわらかさになる。

圧縮効果を活かすことで、いつもの標準クラスとは画面構成を変えられる。
空気が濃縮されて映り込むような感じさえする。

そもそも室内では、暗く狭く使えないけど、屋外撮影が多いオレには、あって重宝するレンズだ。

まだまだ撮影

というわけで、まだまだ撮らなきゃいけない写真がいっぱいあって。

イメージ的には渋谷なんだけど、なかなか行く時間がない。渋谷って街は太陽が似合う気がするのは、オレだけか?

新宿より池袋より銀座より、六本木よりも太陽の感じが溢れてる街。街自体は好きになれないけど。

今日は撮影。とにかく暑い!!
(;´д`)

でも、がんばるぞ!

作品づくりとか。

作品の構成を考え始めた。
いつもそうなのだが、コンセプトとテーマ、撮り方、撮る対象、撮りたい写真いくつかの具体的な要素とイメージと印象、を決めてから撮りはじめる。

言葉と頭の中のイメージを往復しながら、個々の写真をより具体的にする、という作業を撮影までに数十回と繰り返す。

撮影したら、また今度は個々の写真と対峙しながら、上の作業を繰り返す。
平行して全体像を構成する。どう展示するか、装飾、展示手法、順番、配置などなど。

木を見て、森を見る。
抜けている写真や、飛んでいる印象、伝えたいことが伝わるか、それらを足し引きしながら、織物のごとく写真の持つ意味や構図、印象を紡ぐ。

ただ、それだけのこと。

柱はできているので、時間が許す限り、一枚ごとのクオリティを高めたい。
常々思っていることだけど、今回もできる限り。
簡単には満足したくない。