ここ2回の撮影は、フィルムでも撮っている。
もちろん、contax645で。
レンズは標準レンズの Planar T* 80mm F2、フィルムはネガ(Portra VC400)で。
開放のボケ具合と、ピントのキレのギャップがものすごい。コントラストもあるし。
次のデザインフェスタはフィルムで(?)。
既報の通り、2009年5月のデザインフェスタvol.29への出展が決定している。
ミニブースを二つ申し込んでいるだけで、内容を全然決めていなかったのだが、ひょんなことから会社の人が写真を一緒に展示する、ということになり、グループ展みたいになる方向。まだ正式決定ではないけど。
他の二人は、GR(フィルム)と、Contax G1という高級コンパクトフィルムカメラ。
いずれも昔購入したもので、ふたりとも長く眠らせていたそうだ。
なら、オレはContax645か?
NewFM2でもいいんだけど、35mmで一緒だと、目立たないような気もするし(苦笑)。
まぁ。まだまだ時間があるので、ちょっと考えることにしよう。
渋谷でスナップ(フィルム)
無理矢理時間を作って、連休最終日に、渋谷でスナップをしてきた。
カメラは、久々のFM2。フィルムは残っていたNaturaと、発色を確かめたかったPRO400。
撮り始めてすぐに、雲に切れ間ができて、あっという間に快晴に。。暑い!
かなりの逆光で撮ったのだけれど、プリントを見るとネガだから黒潰れしているはずもなく、イメージとは違う仕上がりに。
プリントを調整したいが、家でネガスキャンできる時間があるかどうか。
ラボに持ち込むか?
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渋谷は太陽の感じが溢れている街、ということを先日このブログに書いた。若い人が多いことなんかは理由では、もちろんない。
久しぶりに時間をかけて渋谷を歩いて、なぜオレがそう感じるか理由があることがわかった。
地形的理由だ。
一つは、坂が多いこと。
もう一つは、駅を中心に放射線状に道が走っていること。
これらの理由で、いつも太陽の存在を意識させられるのではないだろうか。
坂を登れば、前を向いても自然と視線は水平より高くなる。
道が放射線であれば、同じ時間でも、移動すればどこかの道で、太陽が目に入る方向を向くことになる。
いかがだろうか。
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ま、そんなことより、写真の仕上がりが最重要なわけで。どうでもよいことなのだが。
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レンズは24mmF2だった。
開放近くで被写体に近づけば、背景もボケるし、絞ればカッチリ写る。
35mmよりも、渋谷にはこれぐらい広角が合うのかも知れない。
デジタルでは難しい、フィルムならではの光の表現
645に限らず、フィルムとデジタルの絵の決定的な違いは、オレは「光」の描写だと思っています。デジタルはCCDやCMOSなどの撮像素子とレンズが内面反射をおこし、絞り開放近くで光源を写すとゴーストが出やすいのです。絞り開放と書いたのは、経験上絞るとゴーストが抑制されることが多いためです(間違ってたらごめんなさい)。
なんの気なしに、上のフィルム(645)写真を見て、ゴーストがないのは、普通に良いなぁ、と思いました。
Nikonの最新レンズに用いられているナノクリスタルコートは、こういったゴーストを抑制しているらしいのですが、自分で試したことがないのでわかりません。。
新年はCONTAX645と。
デザインフェスタが終わって、次の展開をどうしようか、ずっと考えていた。自分自身のアクションもそうだが、いまのD200やNewFM2という35mmフォーマットでは「自分が撮る絵」は、拡がらないんじゃないかと考えていた。
もちろん、すべての絵を撮ったわけじゃないけど、展示で自分の撮る写真のいいところ、悪いところがはっきりとしたので、いいところをもっと追求していきたいと思った。
被写界深度を浅くして、より空気感がある絵を撮りたい、そう思った。
いろいろなカメラを探した結果、行き着いたのが「zeissレンズ」「80mmF2.0の標準レンズ」「6×4.5cmフォーマット」のCONTAX645だ。
友人のカメラマンさんに相談したら、ブローニーならハッセル、と言われて、ハッセルも調べた。MAMIYAもブロニカも。どうせどれも生産中止になっているんなら、壊れたとしても、苦労するのは一緒でしょ・・ま、中古の流通量とか、完全マニュアルなら別ですが。ちなみに京セラの部品保管は2015年ぐらいまでらしい。今のオレには十分です。
また検討途中、血迷いかけて、途中「D3をローンで購入」というプランも浮かんだが、カメラマンさんに「見たでしょ?D3の絵?あれじゃなんでも撮れちゃうから、つまんないよ」と言われた。さすがである。
京都に帰る前に、新宿のマップカメラで「CONTAX645」を買った。京都でVC400で撮ったのが、この写真。Zeissレンズを使ったのは初めてだったが、なんだろう?この被写界深度の浅さと、ピント面の解像度のキレは。 本当に凄い、と思った。
(写真はFlickrへリンク、スキャン後無処理、面倒だったので・・)
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京都から戻ってきた後、何回か撮影に出かけたが、いずれもミス続き。
一回は、フィルム感度の変更忘れ。デジタルでも抜かさない工程なのに、浮かれていたとはいえわれながらバカだ。あと1回はミスかどうかはまだわからないが・・とにかく現像に出してみよう。 学ぶことはいくらでもあるのだから。