新年早々、No Reasonの制作でした。
ちょっと計画に無理があったかも・・背景を正月っぽくする計画だったのですが、
そうは問屋は卸してくれませんでした(汗)
「No Reason」
たぶん、生きることに、死ぬことに、理由なんていらない。
新年早々、No Reasonの制作でした。
ちょっと計画に無理があったかも・・背景を正月っぽくする計画だったのですが、
そうは問屋は卸してくれませんでした(汗)
作品案内に写真を追加。作者による解説に [個展前書きより] No Reason で伝えたいことを追加しました。
https://masashi.furuka.info/photo/?page_id=1023
ちょっと日が経ってしまいましたが、個展の時に掲示していた「前書き」を掲載します。
ボクのこの作品に取り組む問題意識やスタンスが端的にまとまっているので。
masashi_furuka写真展
No Reason
たぶん、生きることに、死ぬことに、理由なんていらない。
「File01: 死例001-012」
本日は、masashi_furuka写真展 No Reason 「File01:死例001-012」に
ご来場いただき、誠にありがとうございます。
今回の展示は、現在制作中の疑似死体写真「No Reason」のシリーズ第一回展示となります。
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現在日本では、毎年自殺者が3万人を越えており、また通り魔殺人や無差別大量殺人などが後を絶たないという社会。生死に関わる深刻な問題がある一方で、日常生活においてはこういった深刻な問題が、ある種の事なかれ主義や商業主義に比重を置いた情報伝達によって覆い隠されているかのように感じられたことはないでしょうか。
サイクリングやジョギングなどの健康ブームやロハス・エコなどやさしさ志向を声高に訴える一方で、日本に住むわたしたちの精神の健康にはなぜかバイアスがかかったようにやさしさに欠けた情報が溢れています。まるで何かに呪われているかのように。
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この作品では、モデルの方々(自殺未遂経験、リストカット経験、鬱病発症、薬物依存などさまざま。精神疾患を持たない方も多い)に対して疑似死体体験を通じてあらためて自分の生死について俯瞰する機会を提供しています。モデルになっていただいた方から「すっきりした」「楽しかった」「また撮ってほしい」というポジティブな意見をいただくこともあり、この事実は私にこの作品制作を続ける大きな動機を与えてくれています。
またWEBなどで作品を見て興味を持っていただける方も多く、その大半が「生と死」について敏感に反応し、自らの「生と死」についても世相を反映した現代的な感覚を持っている方が多いと実感しています。その感覚は、おそらく私が高校生だった20年前には実感し得なかった感覚。それらを空気で感じとれる間は、今後も作品を撮り続けて、展示していきたいと考えています。
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最後に、この作品は多くの方のご協力によって制作しています。この展示も、ただ一人欠けても実現しなかったと思います。ありがとうございました。
公募(すでに落選)に応募する際、ご意見をいただいた作家仲間のフジタユウコさん、ファッションデザイナー平岩さん、後輩F、ありがとうございました。
いつも助手をしてくれる後輩N、重要なメッセージをくれる月村さん、いつも支えてくれてありがとう。
モデルとしても参加している、まくずさん、ムシちゃん、あなたたちのおかげでたくさんの方にモデルになっていただくことができました。DM配りまでも…本当に感謝してます。ありがとうございました。
モデルとして参加していただいた方には、ひとりひとりに抱きついてキスしたいくらい。しませんが(笑)。みんな大好きです。
そして、制作当初から変わり者の私に愛想を尽かさず、いつも全力でヘアメイクやシーン提案をしてくださった前田麻美さん、パリに行っても明るく元気なあなたでいてください。本当にありがとう。展示が間に合って良かった(笑)
2009年11月吉日
photographer masashi_furuka
個展が終了してから早10日が過ぎようとしています。
福島県、静岡県、山梨県など遠くから来ていただいた方々、ありがとうございました。
「来てよかった」
という感想を直にいただいたり、ノートへの書き込みを見てホッとしています。
今回は、作品を状態で評価するのではなく(つまり、キレイとかカッコイイとかではなく)、
ツライ、苦しいといった感情の入った感想が多かったことが何よりもありがたかったし、うれしかったです。
中には涙を流していただいた方まで・・・。
本当にありがとうございました。
会場の様子は、FlickrとYoutubeにアップしています。
ご多忙でお越しいただけなかった方に、少しでも伝われば幸いです。
次回は 12月18日(金)artmania主催の「超作品宴会」に出展します。
またあらためて、当HPにて告知します。
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本当に新しい動きをはじめています。
まだここではご報告できませんが、おもしろい活動をはじめました。
いつの日かみなさんにご報告できるよう、がんばります。
心を新宿眼科画廊に、置いてきました。
46時間ぶりに訪れた空間は、とても気持ちよく、オレを迎えてくれた。
ひとり、作品をじっと眺める。
声が聞こえる。
光が見える。
自分の鼓動すら、もう聞こえない。
滅多にオレはこういうこと言わないのですが、
「絶対に見ないと、損するよ!」
と声を大にして言いたい。
「見ないで、死ねるのか?」とも。
遠く山梨や静岡、茨城から足をお運びいただいた方々に、
少しは楽しんでもらえただろうか。
知り合いが出ている、だけで来た方々に、
「来て良かった」と思っていただけただろうか。
いまは、ただ、そう言ってくれた方々のことばを信じたい。
信じられるだけのことばをいただいた。
本当にありがとう。
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いよいよ明日、masashi_furuka写真展 No Reason「File 01: 死例 001-012」 は最終日を迎えます。
12:00から17:00まで。
泣いても笑っても、生きてても、死んでも、この展示が終わります。
この展示を見てから、死んでも遅くはないと思うよ。
◆展示概要
2009年11月6日(金)~12日(木)
12:00~20:00(展示最終日~17:00)
新宿眼科画廊 スペースO
〒160-0022 東京都新宿区新宿5-18-11
TEL: 03-5285-8822
URL:http://www.gankagarou.com/