プリント、プリント

週末は毎日飲んでた。デザフェスギャラリーでも、その後にも、また次の日も…。

その間隙をついて、セツナイ太陽のメイン写真を、A3でプリントした。
事前に同じ用紙(相変わらずEPSONのクリスピア)の2L判でプリントして色味はチェック済み。
ここからが勝負どころ。用紙サイズを変えて印刷するだけの作業に近いと思われるかも知れないけど、この段階でも問題は出て来るのである。

2L判では目立たなかった暗部のノイズや色モアレ、塗りムラ(みたいなもの)が最大の問題。
今回は暗い写真も多いので、これまでよりもそういう問題がある箇所が多くあった。

こうなると細部をモニタで調整してはプリントして確認という作業を、繰り返すしかない。
プリントドライバが悪いのか、ソフト(Capture NX)が悪いのか、マシンパワーの低さが悪いのか原因がわからないし。まめにやるしかない。ま、キャリブレーションしてるわけでもなんでもなく慣れでやってるわけで、しかたないことなのだろう。

また、写真のチョイスをこの期に及んで変更したくなる衝動に対して、どう折り合いをつけるか、も問題。
結局オレは、こういうときは、候補写真もプリントして、展示しながら現場で決めるようにしてしまうのだが。

行きつ戻りつという表現がピッタリだし、その軸を中心に円運動する写真たち(太陽を中心に公転する太陽系の惑星を思い浮かべていただくとわかりやすい、ようは遠心力と向心力)を統制しなくてはいけない。

ポートフォリオ展に展示しているセツナイ太陽の新作1点「a sentimental light with you」は、カメラマンさんに言わせると、エロいらしい。
珍しく幻想的な写真ではあると思うけど、エロさを出そうとは全く思ってなかった。やっぱり、自分以外の人の感想を聞くと面白い。
この作品は、セツナイ太陽の柱になる写真の構想を練っていたときのイメージのひとつ。構図はほぼイメージ通りだけど、プラスアルファの「情緒」が加わっていて、オレの好きな写真だ。

あと、5月のデザフェス後にまとめた自己紹介用のポストカードサイズのプリントのポートフォリオを追加で、こっそりと置いてあります。
(展示する気はなかったけど、反応がよかったので。。)

枚数も多いし、オレが好きな写真が多いので、楽しんでいただけるかと。

ポートフォリオ展は、立体あり、イラストあり、CG写真ありとバラエティーに富んだクリエイター達の展示となっています。
オレは13日と15日にふらっと現れる予定です。(あまり長い時間いることはできませぬ)

ポートフォリオ展@デザインフェスタギャラリー開幕!

ということで、あっという間にポートフォリオ展が開幕。
いま神宮前の喫茶店です。(カフェではなく喫茶店というのがミソ)

で、作品はと言うと、先日の告知通り、新作1枚とポートフォリオ=ブック(Alices)を展示。

セツナイ太陽のDMもあります。

見たところ、前回より参加者が増えています!!なんかうれしい!

ワンフェス、デザフェス。

例によって宴会芸の応援のため、ワンフェスに行った。ニュースで報じられたように、事故があって、エスカレーターは現場検証のため立入禁止。その他のエスカレーターもすべて止まっていて、4階まで階段を使う。

とにかく暑くて、疲れたし、エスカレーターが止まっているため移動が面倒なので、ずっとブースの中にいた。
結局ほとんど回ってない。
ま、友達に会うのが一番の目的なので、それはそれでいいのだ。

アライタケシと御清とkIAで打ち上げ。
ものづくり話で盛り上がる。フィギュア製作はオレはちょっとしかわからないけど、作品をちくり、表現することで、お客さんに見て、喜んで、買っていただくことは共通だ。

とても有意義だった。

デザフェスに出ようかどうか、すごく迷っています。
目標はその先にあるんだけど。
思いきって予行演習のつもりで、やってみるか。

ポートフォリオ展は、旧作中心になります。

土曜日にできるだけ作業したが、「セツナイ太陽」の作成で手がいっぱいで、ポートフォリオ展の展示を作成するまでに到らなかった。

なので、ポートフォリオ展vol.1でのmasashi_furukaの展示内容を以下のように、させていただきます。
■ポートフォリオ
「Alices – people in tokyo -」
■一点もの
「セツナイ太陽」より一点

Alicesは、デザフェス26にて壁面展示したものを、デザフェス27ではブック化したものです。壁面展示に比べると訴求力では劣るものの、ストーリー(意味のまとまりやつながり)は、ブックのほうがわかりやすいですね。
まとまっている、という評価が多かったです。
まだ見たことのない方には、masashi_furuka作品を知っていただける作品です。

一点ものは、新作「セツナイ太陽」から、A3作品を展示します。

あと、「セツナイ太陽」告知DMも配布する予定です!!(百音さんでも配布中)

なお、私がデザインフェスタギャラリーにいるのは、初日の17時ぐらいまでと、最終日の夕方ぐらいです。
ギャラリーは入館無料ですので、ご都合が許す方はぜひ。
私の他にも、いろんなジャンルのアーティストさんが展示するので、楽しめること間違いなし!

masashi_furukaらしさを考えてみた

もう来週にはポートフォリオ展が始まる。新しい作品を出したいとは思うのだけれど、ちょっと時間的に難しそうだ。
今週の土曜日には決めないと。

「セツナイ太陽」は、全体像と柱は見えている。
しかし。
時間が取れず、作業が進んでいない。そろそろ徹夜をしてでも巻き返さないと。
展示方法も頭の中ではできていて、前作Alicesとは違うmasashi_furukaらしい作品と展示になるはずです。
今までのmasashi_furuka作品に、少しでも興味を持っていただけた方には、ぜひご覧いただきたい。

なので、Flickrには出し惜しみしている(笑)

いつもそうなんだけれど、一つの展示を考えていると、次に展示したいイメージもぼんやりと浮かんでくる。
それは点や線ではなくて、面的な像で印象の集合体のようなもの。

それは、一つの作品を作る過程で切り捨てたモノや、捉えられず過ぎ去ったコトが、意味ではなく印象の塊となって心の中にふわふわと浮いている。
それをぼーっと眺めていると、心の中で複数の塊がくっついたり、また離れたりして、大きくなったり小さくなったりしながら、その不安定なカタチのまま、漂い続けているのが、わかる。

作品づくりに集中すると、それらの存在を忘れてしまうのだけれど、ふと気付くと、いつまでもカタチが不安定なまま、漂い続けている。

できるなら、展示ではひとつひとつの作品のみを見せたくない。
上に書いたように、印象の集合体として漂う塊を、展示として提示することが、一番自分らしい作品だと思うから。

だからこそオレは展示という手法が、自分の印象の認識の仕方に近いという理由で、好きなんだと思う。

いつだって、作品の目的は、作品を見るひとに何らかの印象を与えて何かを生み出すことだ。

オレの印象は作品を作る上での道標であって、自己満足という終点であってはならない。

自分だけの印象には責任を持てないからこそ、作品に責任を持ちたい。

だから、苦手なんだろうな。
心象風景を1枚で現すのは。
いまわかった(笑)