CONTAX645を持つと、GRデジタルが活躍する罠

CONTAX645を購入したのはいいものの、Distagonなどの広角レンズを買うほどのお金をオレは持ち合わせていない。Planar80mmの画角は35mmフォーマットに換算すると50mmに近い標準レンズに区分される。当然撮れない構図はあるわけで。

で、CONTAX645もいくらコンパクトな部類のブローニーカメラだといっても重いわけで、D200と一緒に持ち歩くわけにもいかず、いきおいGRデジタルが現在、広角系で大活躍している。

というわけで、年末年始にかけてちょっとした「GRデジタルまつり」状態(といっても撮ったのは10数カットでCONTAX645より出番は少ない)だったので、Flickrにアップロードすることに。ここでは一部を紹介。

Shadows

元旦の夕暮れ

好きだからしょうがないのだが、われながら「○○の一つ覚え」で、逆光が多い。

次のステップ。

デザインフェスタで展示した「Alices」は、日常における違和感をテーマにした写真展示だったが、その展示タイトルや被写体の多くが女性だったこともあって、「美少女写真」と見られたことが多かったように思う。事実、オレはモデルになってくれた女性の美しさを大事にした写真を撮っていたし、それはそれで必要なことだったが。

でも、振り返るに、一人しか写っていない写真ばかりを集めると、笑っていても、 どことなく淋しい印象を受けてしまった。そして、デザインフェスタの2日目、自分の写真を見ながら「複数の人が写っている写真を撮りたい」と思い至ったのです。 “次のステップ。” の続きを読む

新年はCONTAX645と。

デザインフェスタが終わって、次の展開をどうしようか、ずっと考えていた。自分自身のアクションもそうだが、いまのD200やNewFM2という35mmフォーマットでは「自分が撮る絵」は、拡がらないんじゃないかと考えていた。

もちろん、すべての絵を撮ったわけじゃないけど、展示で自分の撮る写真のいいところ、悪いところがはっきりとしたので、いいところをもっと追求していきたいと思った。

被写界深度を浅くして、より空気感がある絵を撮りたい、そう思った。
いろいろなカメラを探した結果、行き着いたのが「zeissレンズ」「80mmF2.0の標準レンズ」「6×4.5cmフォーマット」のCONTAX645だ。

CONTAX 645 外観

友人のカメラマンさんに相談したら、ブローニーならハッセル、と言われて、ハッセルも調べた。MAMIYAもブロニカも。どうせどれも生産中止になっているんなら、壊れたとしても、苦労するのは一緒でしょ・・ま、中古の流通量とか、完全マニュアルなら別ですが。ちなみに京セラの部品保管は2015年ぐらいまでらしい。今のオレには十分です。
また検討途中、血迷いかけて、途中「D3をローンで購入」というプランも浮かんだが、カメラマンさんに「見たでしょ?D3の絵?あれじゃなんでも撮れちゃうから、つまんないよ」と言われた。さすがである。

京都に帰る前に、新宿のマップカメラで「CONTAX645」を買った。京都でVC400で撮ったのが、この写真。Zeissレンズを使ったのは初めてだったが、なんだろう?この被写界深度の浅さと、ピント面の解像度のキレは。 本当に凄い、と思った。
(写真はFlickrへリンク、スキャン後無処理、面倒だったので・・)

testshot of CONTAX 645
大きいサイズ(1528 x 2096)はこちら

testshot of CONTAX 645
大きいサイズ(1528 x 2096)はこちら

京都から戻ってきた後、何回か撮影に出かけたが、いずれもミス続き。
一回は、フィルム感度の変更忘れ。デジタルでも抜かさない工程なのに、浮かれていたとはいえわれながらバカだ。あと1回はミスかどうかはまだわからないが・・とにかく現像に出してみよう。 学ぶことはいくらでもあるのだから。