2010年の1月のことだったと思う。
No Reasonのスタジオ撮影に、Natsukiさんが、連れてきてくれたAさん。そのとき、私も疑似死体モデルになりたい、と言ってくれた。
そのとき、いろいろなシーンを話して盛り上がったが、それから、ずいぶんと日が経ってしまった。(よくあることだけど…汗)
Aさんのブログは、時々見ていて、順調そうだな、と思っていた。
知り合ってから、半年が経っていたが、時々はメールをしていたけど、ようやく目星が付いたので、一月以上先の撮影日を決めた。
Aさんは、ODで入院を経験したことがある。そこから立ち直り、復帰を果たした。
「一度死んだと思ってますから」
「身体は美しいままで死にたいと思っていた」
と言っていたのが、強く印象に残っている。
その望みを満たすシーンを決めるのに、オレはかなり迷った。社会的に見える彼女ではなく、ふだんのAさんで、しかも彼女の華やかな部分を
残したシーンにしたかった。
そして、撮影一週間を切ったころに、ようやく構想が固まり、2種類のシーンを撮影した。
撮影メンバーは、
・モデル Aさん
・ヘアメイク&撮影助手 Natsukiさん
・撮影 masashi_furuka
という最少構成。
昼過ぎから陽が落ちるまで、休憩を挟みながら、撮影を続けた。
残念ながら、夜に撮影したシーンは、諸々の理由から没にした(ロケハンしていれば、防げたのだが…)。
水道橋で打ち上げした。
そのときに、入院している、るかの話に、流れたAさんの涙が今も忘れられない。
File03の撮影予定は、これで終わり。
のはずだったが…