41 No Reason第31回撮影

※この記事は2011年2月に書いた記事 に加筆修正しています。店名などは当時のものを使用しておりますが、現在は営業されていません。

 

実は1月中旬に撮影していたモデルさんが、一家急病のため、
延期になってしまい、2011年初めての疑似死体撮影は、
1月末日だった。

場所は、麻布十番にある、友人中山さんのお店
ナラコン(正式名称:「ヨルcafe/bar ナラ cON-temporary」を
お借りして撮影した。

撮影途中、イベントでお世話になった
おかみさんにもご挨拶できた。
いろんな人たちに見守られて、
オレは作品を作り続けている。

この日のモデルは、Mammyさん。

デザフェスの出展者一覧でオレの写真をみつけて、
デザフェスでブースまで来てくれて、モデルにしてください、
と依頼をしていただいた方。
個展にも来てくださった。ありがたい限りだ。

衣装は、そのデザフェスで使用されていた
メイド服w

そして、ヘアメイクはNatsukiさん。

Mammyさんは被写体も何度かしているそうだが、
事前に参考までに送ってもらった写真が、
残念な出来だったので、まずはオレの腕を信用して
もらうことからはじめる。

「自分じゃないみたい」

メイドという設定なので、今回はナチュラルメイクなのだが、
Natsukiさんとオレの魔法だ。

合計2シーン撮ったのだけれど、
撮影するにつれ、
Mammyさんは綺麗になっていく。

疑似死体なのに、表現はおかしいが、
モデルさんも「気持ちが入る」のだ。

採用シーンは、最初に撮ったほうにすることにした。

No Reasonの中では珍しく4灯も使った
凝ったライティング。

オレの用意した小道具や、
ナラコンにある小道具も
スパイスとして効いている。

撮影後は、中山さんにご無理を言って
休業日なのに、料理と飲み物を
つくっていただいた。

客はオレたち3人だけ。

でも、NatsukiさんもMammyさんも
また来たい、
友達に紹介したい、
と言ってくださった。

写真を構成する上で、
その場の「空気」はとても重要だ。

撮影準備の間、中山さんも、
Natsukiさん、Mammyさんと話していた。

そう、この写真には、
この店の「空気」をつくっている
中山さんの心まで映っている。