反省と反攻

先日の記事でお伝えしたように次の個展の報告を終え、
みんなでギジシタイも終わった後、しばらく疲れといろいろな想いで
動けないでいた。

miyakenさんからメールがあり、ようやく動けるようになった。
というのも、反省がようやくできたからだ。

フライヤーを3,000部擦った。
資金や配布先の都合上、使う用紙のサイズを決め、
伝えることを最小限に絞りティーザー的に惹きつけ、アメブロに誘引すれば、
集客できるだろうと読んでいた。

しかし、アメブロでの伝え方がまずかったのだろうと思う。
「どんなイベントかわかりづらい」
という声が、協力者ではない知り合いからも聞こえて来た。

昨年の映像を編集し、予告編っぽい映像を流してみたり、
写真を掲載してみるも、いまいちわかりづらいのだろう。

結局、予約のほとんどは知り合いかファンがほとんどだった。

そう、すでに masashi_furuka を知っている、あるいは「No Reason」を
知っている人がほぼ9割ぐらいを占めた。

そこで危機感を抱くべきだった。
「すでに知っている人しか予約して来ていない」と思うべきところを、
「すでに知っている人だけでこれだけ予約があるのだから、
知らない人が追加で来れば御の字だ」と思ってしまった。

 

甘えと慢心だ。
卑しい自分がそこにいる。
戦いを忌避し、安易な道を選び腰を下ろしてしまった。

走る方向が違っていたのかもしれない。

当初、出資者で決めたのは「黒字達成」という目標だけ。
しかし、結果はそれに遠く届かなかった。

雨や寒さでキャンセルが増えた。

後の祭りとはこのことだ。

目標を達成しなければ次は無い、と決めていた。
来ていただいた方のアンケートや口頭での反応は上々だった。

予約を前払いにするか、などいろいろ考えてはいるけれども、
いったん次回は白紙にしたい。いまは。

責任のほぼすべてが言い出しっぺの自分にあるのは痛いほどわかるから。

ギジシタイが40人になるかも(!)とはしゃいでいた自分が、
ただただ恥ずかしい。

その日、帰って、ドバイからお呼びがかかったフォトコンペの写真とキャプションを仕上げた。念のため、応募要項をもう一度読み直すと、サイズの制限は容量のみで幅ではなかった。

よかったと思い、一気に元データから一枚ずつなるべく大きいピクセル数(長編が3000px)で圧縮をなるべくかけずに書き出す。キャプションにも途中で間違いに気づき、直してから送る集中力もあった。

写真は新作の未公開分を含む15枚。
すべて「No Reason」からだ。
オレの一番の自信作だから。
とにかく、一度送ってしまえば取り消しはできない。

アートディレクターから優先権があることを知らされているが、
コンペだしどうなるかはわからない。
結果は1月に出る。

もしこれで優勝できれば、ドバイでの個展3回とフランスのニースでの個展が約束される。