masashi_furuka2008年私的総括(後半)

気づいたらもう今年も2日を残すばかり。
前半に続いて、今年の総括の後半を。

2008年7月
6月、モデルさんを探すのに汲々としていた。いろいろ手を尽くしてようやく2人の女性にモデルになっていただくことを了承してもらった。7月半ばから撮影を開始。
実は7月上旬に胃を壊し、胃カメラを飲んだ。軽い胃炎とのことで、なんとか撮影までに体調をコントロールできた。
撮影後は、何度も何度もずっと展示レイアウトをシミュレーションしていた。
AM1:00

2008年8月
われながら不思議なのだが、仕事のピークと展示のピークが重なる。バイオリズム的にそうなるのかどうかは知らないが。
「ポートフォリオ展 vol.1」に出展した後、いよいよ初の個展「セツナイ太陽」を開催。

「ポートフォリオ展 vol.1」では、前回に続いていろいろなジャンルのアーティストの方と知り合う。
このころ、ArtMind小川さんから誘いがあり、池袋で話し込む。
「セツナイ太陽」は語りつくすことができないが、課題もいろいろあったし、あのタイミングで個展をやって本当によかったと思う。
memory of "セツナイ太陽" 05

2008年9月
「セツナイ太陽」が終わったあとは、仕事が忙しくて、撮影どころではなく、死んでました。
GEISAIに顔を出し、菅野さん、平山くんの展示を見る。2人の張り切りぶりにちょっと元気をいただいた。
そして仕事の憂さを晴らすかのように撮ったArtmMind主催「Expansion vol.1」のクロージング・パーティ(深夜だった)の写真が好評。

beginning

with ArtMind

Expansion

われながら、masashi_furukaワールド全開。


2008年10月
10月は11月のデザインフェスタに向けた準備ばかり。8月の「ポートフォリオ展」に来ていて知り合ったありーさとありーさの友達のまほりーたと、展示の打ち合わせ。
自分は、これまでの作品をフォトブックにすることを決めて、日々写真のセレクトとフォトブックサービスの調査、そして制作に明け暮れる日々。10月下旬にようやく納得のいくものに仕上がって入稿。
「Alternative Photograph」と命名。
Flyer for next Design Festa(vol.28)

なによりも高校時代からの友人「ふゅうらぁ」氏のデザインが素晴らしい。
DM、ポスター、そしてブックの表紙は彼の思い切りのよさに加えて、類いまれなデザイン能力によって、写真の内容やコンセプトを咀嚼して、オレが言語化していない「回転」や「鏡像」のデザインを提案してくれた。頭が下がる思いだ。
the cover of my photobook "Alternative Photograph"

2008年11月
デザインフェスタの準備が終わると、今度は12月展示の準備を並行して行っていた。ハッキリ言って目まぐるしい。
色鉛筆画家の小出さんとのコラボレーションが決まっていたので、イラストと写真の融合を試みる。
撮影だけではなく、紙をセレクトしたり、展示の内容を決める。
scarf 01

そして目まぐるしさゆえに見失いかけていた目標を再確認するとともに、自分の現状の課題と方向性を考え直す。
棚上げしていた自分の作品づくりをはじめる。
いつ、どこで発表できるかは、時が来れば、お伝えするつもり。

2008年12月
再認識した課題のひとつが「masashi_furuka作品のブランディング」という課題。
これまで毎回新作を発表することに注力するあまり、継続して見ていない人には、パッと見てオレの写真であるとわかりづらいため、古い写真の継続・反復使用や、宣伝ツールの必要性を認識して、それぞれこのブログでの「ピックアップphoto」や、Expansion vol.3で配布しているリンクカードといった具体的な取り組みに落とし込んでいった。
宣伝ツール 第02号

今年は前年にも増して、いろいろな方と出会い、交流させていただいた。
オレはずっと遠回りというか、いろんな道に進んでは壁にぶちあったり、横道に入ったり、時には抜け道を進んだり、と周囲の方から見れば、非常にじれったい(ストレートじゃない)印象を与えているのかも知れない、と時に思う。

ひとつずつではあるが、しっかりとかたちを残していきたいし、みなさんのご期待に添える作品を作っていきたい、としか言いようがないのがもどかしいのだけれど、感謝の気持ちはつねに持ち続けています。

みんな、ありがとう。
もう少しの間、あたたかく見守っていただきたい。そう思っています。