みんギジ終了。そして速報。

12月3日、新宿眼科画廊地下スペースは、ご来場いただいたみなさまのおかげで、
とても異様な空気に満たされました。

開演時間は多少押しましたが、その後はオンタイムで。

目標としていた導入人数は果たせませんでしたが、
そんじょそこらには無いイベントになったとおもいます。

Facebookに一部ですが写真をアップしております。
http://www.facebook.com/masashi.furuka.photo

またご来場いただいたみなさまには、あらためて他の写真も含めて
データをお送りいたしますので、もう少々お待ちいただけると助かります。

さて、「みんギジ」の終わりの挨拶でお伝えしました通り、
No Reason シリーズでは4度目、そしておよそ二年ぶりの個展の日程が
決まりましたことをお知らせいたします。
(例によって例の如く、9月頃には決まっていたのですが、
手付金をようやく支払ったので、公表しますw)

2012年11月23日(金・祝)~ 11月28日(水)
No Reason 「File:04 星止」
新宿眼科画廊 スペースS・O

まだ11カ月も先ですw
ですが、すでに展示の構想はほぼ固まっています。
しかも、今回は二つのスペースを使います!!

どういう展示になるかは、いまはまだ内緒ということでw

待て!続報!!

本日15時より「みんなでギジシタイ 〜ふたつ初冬〜」開催!

「みんなでギジシタイ 〜ふたつ初冬〜 」の予約を締め切らせていただきました。
締め切り日の本日も夜になるまで4組のご予約をいただきました。
みなさまのご期待をひしと感じています。

告知以来、多数のご予約をいただき、本当にありがとうございました。
心よりお礼を申し上げます。

おそらくギジシタイは40名を越す(!)と思われます。

当日券も若干余裕がございますが、定員に達し次第入場をお断りさせていただく場合もございます。あらかじめご了承 いただき、早めに会場へお越し下さいますようお願いいたします。

なお、本日15時より開場、15時30分開演です。場所は新宿眼科画廊地下スペースです。

Google Map

より大きな地図で 新宿眼科画廊 を表示
 

みなさまのお越しを一同心よりお待ち申し上げております。

「みんなギジシタイ」公式ブログ
http://ameblo.jp/minnnade-gijishitai/

もういくつ寝ると、みんギジです。

みんなでギジシタイ “ふたつ初冬”

今日で11月も終わりですね。
3月11日のことを思うと、時は止まらないという真実を嫌というほど思い知らされます。時の流れは、ときに優しく、ときに残酷で。

ご予約いただいた方々、本当にありがとうございます。
昨年11月の個展以来お会いしていない方、またそれ以上にお会いしていない方にもご予約いただき、うれしいと同時に身が引き締まる思いです。

 

ぶっちゃけていうと、話しが出てから半年ほど時間が経ちました。

いつもの如く思い付きです(あ、ひらめきと言うとかっこいいかな?)w

しかし、この日に向けて諸々準備をしてきました。
昨年の個展オープニングイベントは私ひとりがスタッフでしたが、
回を追うごとに増えて、今回は総勢10名の人に関わっていただいています。

 

ですから失敗は許されない、と言いたいところですが、
失敗するとは全く思っておらず、成功のイメージしかありませんwww

無論、当日のイメージトレーニングはしています。
ですが、それに縛られず、思いっきりやりたいと思います。
(何をするかは当日のお楽しみということで)

 

さて、予約がなくても、このイベントは当日ご入場いただけます。
若干ですが、当日に来ていただいてもなんとか入れると思います。

一回りも二回りもパワーアップした「みんなでギジシタイ」。

ご期待は裏切りません。
みなさまのお越しを一同お待ちしております。

イベント概要

みんなでギジシタイ “ふたつ初冬”

12月3日(土)新宿眼科画廊 [地下スペース]にて開催!
新宿区新宿5-18-11
地図

入場料(1ドリンク・軽食付き) 事前予約 2,000円/当日 2,500円

※ミュージシャンの生演奏が作り出す世界観のなかで、ギジシタイになっていただき、それを写真家が撮影します。
※ギジシタイになっていただいた方には後日写真データをお渡しします。
※ギジシタイになることなく観覧のみの入場も歓迎いたします。

15:00 開場
15:30 第一部「初冬〜聖〜」開演
休憩・飲食・映写会
17:00 第二部「初冬〜裂〜」開演
18:00 終了
映写会、懇親会
18:30 イベント終了

予約は、下記メールアドレス宛に、メールのタイトルを「みんなでギジシタイ予約」、メールの本文にお名前、参加人数、メールアドレスをご記入してお送りください。
37degiji4tai@gmail.com

http://ameblo.jp/minnnade-gijishitai/

13 No Reason第7回撮影

彼女からメッセージが来たのは、
2009年04月27日。
初めて会ったのが、2009年5月9日。

その日の夜、まえださんとオレは彼女を待っていた。

No Reason のキャッチコピー(※1)だけを見て、メッセージをくれた初めての人。
それが彼女だった。

初めてでも写真と変わらぬ印象。
はきはきとした物言いが清々しい。

夜の待ち合わせでそれほど時間がないことから、早々と渋谷駅前のCafeに入った。

3人で話し、想定する撮影シーンなどを1時間ほど話して、その日は別れた。

そして、その日から約4ヶ月。
ようやく彼女を撮影したのは、9月12日だった。

当初想定していた撮影シーンとは全くことなるため、撮影日の一週間前、オレとモデルさんで新宿御苑に下見に行った。想定シーンは野外だ。

死に場所を探すのは、
どうしてこうも気が安らぐのだろう。

晩夏の日差しは、
なぜかサボテンの棘を思い出させる。

木陰の風は、
まるで記憶を運び去るかのように、
やさしくそよぐ。

写真のコンセプトは、Flickrにアップした写真のタイトル通り。
「a vampire’s suicide」。

疑似死体写真プロジェクト「No Reason」-a vampire's suicide

死ねない吸血鬼は、何を思って
死を選ぶのだろう。

生きたくない吸血鬼は、生きている間
何をその糧としたのだろう。

まえださんとは、No Reason以外の撮影もしていたものの、その日は久々の疑似死体撮影だった。

しかし、撮影日はあいにくの雨。
当日午前に急遽スタジオを予約し、集合場所を変える。まだ使ったことのないスタジオだが仕方がない。

スタジオの片隅に倒れる牙なき吸血鬼。

それにしても、なぜか深い悲しみを感じる彼女の存在はなんなのだろう。

撮影が終わると雨は止んでいた。

まだまだ撮れると思うし、また撮る機会があるだろうと思う。

遠音さん、そのときまでお元気で。

※1 たぶん、生きることに、死ぬことに、理由なんていらない。

12 展示会場探しと作品コンセプト固め

前回の撮影までで、合計10組撮れたことで、展示のめどがようやくついた。
それと同時に展示会場を探し始めた。

これまで主に展示していた飲食店では、疑似死体はさすがに合わないかな(というか迷惑だ)と思い、貸しギャラリーを探し始めた。

地区の候補は3つあった。
下北沢、吉祥寺、そして新宿。

まず下北沢は、5,6箇所のギャラリーを回ったけど、諸条件に該当するところがなくて断念。

吉祥寺は、ひとつ気になったギャラリーがあったが、雰囲気が合わず。日程の問い合わせを入れていたのだが、返事が来る前にキャンセルをしてしまった。

そして、残るは新宿。
7月にポートフォリオ展に出展させていただいた新宿眼科画廊さんが候補として残った。

タナカさんにアポを取り、作品写真やコンセプト説明をした。

そして展示にあたっての懸念を話したが…

「全然うち大丈夫っすよ!」

という言葉に背中を押されて、

「じゃぁ、お願いします!!」

と展示を決めた。

時を前後して、8月頭ぐらいに作品コンセプトをずっと詰めていた。
読んだ本は、心理学関係、自殺関係、社会学、精神医学関係など。写真の本なんて一切読んでないww

9月3日に発表した作品メッセージは、その後何度となく見直したものの、結局展示まで手を入れなかった。

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作者からのメッセージ

現在、日本では年間3万人を超える人たちが自殺している。一方、無差別大量殺人が後を絶たない。

底が抜けた社会の中で、生きることや死ぬこと、殺すことに理由を求めても、
その答えは風に吹かれ、
宙を舞うばかりだ。

現代社会という病巣、
自己責任という責任放棄、
平和という奇跡、
自由という嘘、
生存という残酷、
死という現実、
愛という真実。

どうか、愛するあなたよ、いつまでも健やかに。

時とともに社会はうつろい、
時とともに人は生まれ、
時とともに人は死ぬ。

そして人は、人とともに生き、人とともに死ぬ。

どうか、愛するあなたよ、
いついつまでも安らかに。

※本作品は自殺や殺人を推奨するものではありません。
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このメッセージを作った後に、DMとして、必要な要素だけを編集し直した。

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作品案内
masashi_furuka写真展
『No Reason』
たぶん、生きることに、
死ぬことに、理由なんていらない。

「File 01: 死例 001-012」

日本――
年間3万人を超える
自殺者、後を絶たない
無差別大量殺人。

「生と死」が日常から
隔離され、メディア空間の
中でのみリアルな輝きを
放つようになってから、
もうどれぐらい
経ったのだろう。

この作品は、
現在そしてこれから
日本に生きる(死ぬ)
わたしたちの日常に
再び「生と死」を
取り戻す試みと
その記録である。

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たぶん、

きっと、

このメッセージを

オレは死ぬまで忘れないだろう。