33 No Reason第24回撮影

今回のモデルは、オレの公式ブログを見て、「たぶん、生きることに、死ぬことに、理由なんていらない」の言葉に興味を持ちモデルに応募されてきたOさん。

某映画の某シーンのように死にたい、と明確なご要望があったので、なるべくその要望を叶えるようにした。

顔合わせは撮影当日。その間に、写メを何度もやり取りしていたので、さしてイメージに差はなかった。

ただ・・・・
ロケハンが半日がかりで、そのシーンに合う場所を探すのに、けっこう歩き回った。

しかも人通りが多いところにしか、「いい場所」がない。結局、選んだ場所は、交番の近くの「いい場所」www

今回の撮影参加メンバーは、
・モデル Oさん
・撮影助手兼メイク るか
・撮影助手 ぐぬぬさん
・見学 ぐぬぬさんの彼女さん
・撮影 masashi_furuka
と、割と目立つ集団ww

夏なので、なかなか思うように日が落ちない。
素早く撮影を完了しなければならないため、
モデルさんにポージングと表情を指示し、
何度も役割と手順を確認した。

そして、ようやく日が落ちてきて、
セットアップ開始。

このシーンは凶器が登場するのだが、
それが刺さっているように見せたかった。
安全第一がモットーのNo Reasonなのである。
入念に力を調整し、ぷすっと刺したのだが、周りにいた、るかやぐぬぬさんが、
「え~~!!!」
っと言うぐらい勢いがよかったみたいwww

もちろん怪我は一切無い。

おそらく、撮り終わるまで、10分はかかってないと思う。撮影が終了し、Oさんは、血糊がついたシャツを上着で隠し、心配する我々を他所に、清々しい表情で帰って行かれた。

とにもかくにも、撮ること以外にいろいろ神経を遣った撮影。冷や汗が絶えなかったのは、暑い夏のせいではなかったことは、言うまでもない。

32 No Reason第23回撮影

撮影当日は朝からリンキンの「Reanimation」でテンションを上げた。でも、テンションを上げすぎて気合いが入りすぎてしまい、緊張し始め、地元の駅で吐きそうになる始末www
なんとかやり過ごして、集合場所へ。

今回のモデルは、久々の男性モデル。
昨年8月のD’s cafeのオレの個展にも来ていただき、昨年11月のNo Reason「File01」を見ながら、疑似死体モデルを志望していただいた作家仲間のカトコトさん。

そのときは、
「水死体がいいんですけど・・・」
「もう秋ですから、水死体だと来年の夏ぐらいですかね・・」
と話していたのだけれど、その後、File02にて水死体を撮っていたため、シーン(死因)を変更していただくことにした。

カトコトさんは、パンダ粘土人形の作家さんで、デザフェスだと行列が絶えることがない。

なんとか、カトコトさんの作家性を出したいと思った。

集合時間を過ぎて、カトコトさん到着。お手伝いをお願いしていた、ぐぬぬ氏がなかなか到着しない。

やはり苦手な人混みの壁を乗り越えられないのかな・・と思い、メールを打ち、しばし待つ。

返事が返ってきたので、カトコトさんと原宿駅へ移動し、到着したぐぬぬ氏と合流。

思いの外、回復していて、ちょっと安心するも、なんだかすごく申し訳ない気分になった。
ありがとう。ごめんなさい。

そこからロケ地へ移動し、今にも泣き出しそうな空を避けて、なるべく雨がかからず明るいところに決めて、いざセッティング開始。

今回の撮影参加メンバーは、3人。
・モデル カトコトさん
・撮影助手 ぐぬぬさん
・撮影 masashi_furuka

どういうシーン(死因)になったのかは、例によってヒミツなのでありますが、セッティングに時間を費やすことやく1時間強。

その間に、とんでもないハプニングが!!←

なぜか、ラジオ局のインタビューを受ける
カトコトさんwwwww

「100万円もらったら、どうしますか?」との問いに、
「10万円は叙々苑で使って、残りは適当にキャバクラとかで・・」
と何回も言わされていましたwwww

で、オレとぐぬぬ氏にはインタビューなしっていうw
ま、そんなこんなで、雨がぽつりぽつりと来はじめたので、セッティング完了とともに、シュート開始。たぶん10分ぐらいで撮ったんじゃないかな。

カトコトさん、お疲れさまでした!

オレとぐぬぬ氏は、「楽しかった」と言い合った撮影でした。

31 No Reason第22回撮影

今回のモデルさんはかなり前に応募いただいたものの、順番を待っていただいていた方(今回もか?)だった。

久しぶりにメッセージでモデルをお願いしたい、ということを伝えたところ、
「これを機会に生まれ変わりたい」
という返事が来て、これは何かあらぬ期待を抱かせているのではないか?と心配になりw、急遽顔合わせを行った。

いろいろ事情をお聞きすると、つらいことがおありのようだが、「死にたい」という願望はなく、安心したww

そして撮影日。
場所は、お手伝いいただいている、ぐぬぬさんのお部屋にて撮影。

撮影シーンは、るかの提案。買い出しなどもるかに手伝ってもらったのだけれど、あいにく撮影当日は体調不良により参加できず。(合間で報告は怠らなかった)

どうせなら、思いっきり疑似死体になっていただこうと、割とハードなシーンを撮影した。

ついつい撮影すると、我を忘れてしまい、足場の狭い風呂の浴槽にも登って、高いアングルから撮影するなど、ノって撮影することができた。

蓮華さん、お疲れさま。

「いつも撮っている立場だから、撮られるときはフルカワさんみたいな人に撮られたかった」と言われて、素直にうれしかったです。
ちょっとスッキリして「生まれ変わった」と思えたのなら、疑似死体写真家にとって、これほどうれしいことはありません。

30 No Reason第21回撮影

前回撮影から、個展File02をはさみ、およそ2ヶ月半ぶりの疑似死体撮影。
モデルは春頃に撮影を予定していたが、雨で流れて、そのまま時間が過ぎてしまって撮影できなかった主婦モデルさん。

かねてよりいろいろな年代の方にご登場いただきたい、と思っていたオレにとってはとてもありがたいモデルさんだ。

ロケ地は都内北部の団地。

路上で撮影すると、通るのはおじいちゃん、おばあちゃんがほとんどw
血まみれで、スリップ姿のモデルさんはどうしても目立つw

シーンはいろいろ撮ったが、想像通りでとてもスムーズ。よくもわるくもさらさらとした撮影だったかも知れない。

血糊を大量に使ったので、撮影終了後、どうしようかと思ったが、すぐ近くに銭湯があることをNatsukiさんが見つけ、一路銭湯へw

久々の疑似死体撮影は、気負いもなく、緊張もなく、とても自然体の撮影になった。

29 No Reason第20回撮影

これを撮影したのは4月11日。
個展File02前の最後の撮影になった。
実は、File02の分はすでに取り終わっていたのだが、
「桜の木の下で死にたい」
というご要望をお聞きしていたソネハチーノ氏と
都合が合ったので、撮影を決行した。

当日は、強い風。
しかも今年の桜は、3週間咲き続ける、という珍しい年で、4月11日にも桜が残っていた(!)。

吹き荒れる風の中に舞う桜吹雪。

男性モデルであることと、極力ソネハチーノ氏の生のキャラクターを生かすため、メイクは軽く、るかが行った。メイク場所は、都内某所のソネハチーノ氏の努めるオフィスw

そして、近くのビル敷地内にある公園に向かう。蒼い芝生にうなだれて、猫になるかのように、世俗のいろいろな縛りから解放されながら、死に向かうソネハチーノ氏。

ピンクのジャージが、蒼い芝生と絶妙のコントラストで、すごく趣のある写真に仕上がった。

さすがに日が落ちると肌寒く、吹き荒れる春の嵐の中、「猫死」を遂げられたソネハチーノ氏に感謝を申し上げたい。

ありがとうございました。